さよならA3
JUGEMテーマ:車/バイク
ちょっと前のお話です。
この春、11年間連れ添った相方と決別しました・・・。
・・・って、奥さんじゃないですよー!
奥さんとは交際時代も含めてかれこれ30数年の付き合いです。
もはや相性通り越してくされ縁の領域です(笑)
もちろん愛人でもありません。
そんな甲斐性があれば我が人生も、もっとラヴィアンローズなものになっていた筈・・・。(あ、いやここだけの話・・・)
くだらない前置きが長くなりましたが、
この3月いっぱいで11年乗ってきた愛車を手放しました。
AUDI A3 スポーツバック 3.2 クワトロ S-lineです。
2008年式、A3は当時のAUDIのラインナップの中ではボトムラインでした。
それでいて、いっこ上のクラスのA4を凌ぐV6 3.2ℓエンジンを搭載、このエンジンがまあ語り始めれば一晩あっても足りないくらいそそるやつで、詳しくはこちら。
ね、そそるでしょ、そそらない?・・ひょっとして俺だけ?
じゃあ、トランスミッションはどうだ!
普及型の市販車としては初搭載のDCT(クラッチ2個使いの変速機構・・・直訳だ!)
アウディでは”Sトロニック”と小洒落た名前でよばれていますが、自分的には「DSG」というフォルクスワーゲン(こっちがオリジナル)の質実剛健的なネーミングが好きです。
こちらも語り始めたらキリがないのでこちらでどうぞ。
この二つのメカニズム、元々はフォルクスワーゲンのGolfのために開発されたもの。
それを同じグループでプラットフォームを共有するAUDI A3にも採用されたものです。
Golfには初期モデルからGTIというホットハッチなグレードがあって、GTIよりちょっぴり大人向けのこんなモデルがあってもそんなに違和感はなかったのですが、A3には??
スポーツクーペのTTならわかるよ。(実際、TTにも同じ構成もモデルがある)
しかしA3は(自分的には)Golfよりはジェントルなイメージを持っていたのでいささか驚き、かつ幼少期に刷り込まれた、
「羊の皮を被った狼」
というフレーズがまざまざと蘇ってきて、気持ちがざわざわしてしまったのでありました。
結果、買っちゃったよ!結構高かったけど!
でも良い車です。いや、”でした”か。
とにかく運転することが楽しくて、気持ちよくて、買った当初はやれ神戸だ大阪だ、はたまた静岡、富士山、長野や軽井沢。
手当たり次第に家族をあちこちに連れ出していましたが、子供たちが成長するにつけその機会も徐々に減り、昨今の交通事情の進化(”変化”ではなくあえて”進化”と言いましょう)、そしてダウンサイジング+ターボのムーブメントの中では今となっては時代遅れ感は否めません。
この車の本来のパフォーマンスを発揮するには市街地ではもはや無理。
若い時分には(当時既に40超えていたので若いかどうかは異論ありましょうが)それなりの場所に持ち出していたりもしましたが、ある程度分別のつく年代になってからはそういう行為から気持ちも離れ、このところの付き合い方はこれまでとは真逆の流れ、”市街地での低燃費運転”です。
「こんな車で⁈」と侮ることなかれ。
いや、最新鋭のエコカーからしてみればたかが知れたレベルではありますが、頑張れば市街地で10km/lも可能だ!・・・
はい、たかが知れてますね・・・。
あくまで自己満足の世界です。
大排気量ゆえの強大な低速トルク(実際はそんな大げさなものではありませんが)
文字通りアクセルに足を乗っけているだけで市街地での巡行には十分です。
1000rpm+1〜2目盛を維持していれば平均燃費はみるみる伸びる。
(そう、そのインフォメーションがあってこそ見つけた、この車との新たな付き合い方なのでした。)
ところがところが、ほんのちょっとラフなアクセル操作をすれば、燃費はたちまち7km/lを割り込んでしまいます。
そんなじゃじゃ馬娘を宥めすかして手懐けるような付き合い方が結構快感だったりします。
(これってもしかしてヤバイ性癖?良かった、相手が車で・・・笑)
然るに、ここしばらくある考えが頭を過るようになってきました。
「・・・これってこの車じゃなくても良くね?」
そう、かつてA3に惚れ込んだ頃とは車に対してのベクトルがまったく違ってしまっている自分に気が付いてしまいました。
そして5回目の車検を迎えるにあたり、今の自分にもっと合った車に乗り換えることを決断したのでありました。
只同然の下取り価格。
買った時の値段からすればほぼ”端数”とも言える買取店での価格。
早々にカタログ落ちした希少車であるにも拘わらないこの扱いこそが、もはや日本にはこの車の居場所が無いことを感じさせます。
この先かつての我が愛車がどういう運命を辿るのかは想像つきません。
只同然とはいえ、値段が付いたのだから何らか使われるんでしょうね。
このまま中古車として国内で流通していくのか、それともどこか外国、東南アジアあたりに売られていくのか・・・。
自分的にはこのまま国内でちまちま肩身の狭い思いで過ごすよりは、マレーシアあたりのフリーウェイでのびのびと余生を過ごしてくれたら、と思います。
かつて心底惚れ込んだ相棒ですからね。
今回は(も?)私情でしかない日記、
最後まで読んでくださってありがとうございました。
アウディ A3 純正カーナビ換装顛末記
さて先日のこと、10年乗っている我が愛車 AUDI A3 のナビゲーションのモニターが突然ご臨終を迎えてしまいました。
ディーラー純正でオーディオと一体型になっている機種、メーカーは日本のクラリオンです。
モニターが映らない以外、タッチパネル機能やオーディオ音声などは正常に機能しているので、ほぼ間違いなくモニター関連のトラブル、おそらくは液晶のバックライト切れといったところでしょう。
ちょうど12ヶ月点検の時期でもあったので、ディーラーで見てもらって液晶バックライトの交換、まあ数千程度の修理かなとタカをくくっていたところ、モニターそのものが要交換、ざっと見積もって5〜6万円だとか(!)
こいつぁ思案どころだぜ!
10年乗ったとはいえ、走行距離は未だ僅か65000km、特に大きなトラブルも経験しておらず、ボディも堅牢さを十二分に維持しています。
これを機に車ごと買い換えるという選択肢は即除外。
続いて思ったのはカーショップで社外品を購入して換装すること。
まあ ”有り” ですが、愛着があるとはいえほぼロートルの域に達してきている我が愛車、あと数年以内には引退してもらうつもりでいるので、ここでは大枚叩いて次の車に載せられなかったらと思う生来のみみっちさがむくむくと湧いてきて、いささか躊躇しないでもない。
画面が映らなくなって、ナビゲーションとしては全くの役立たずになってしまいましたが、もともと10年前から地図データ更新していないので大して役に立っておらず、必要な時はスマホや自転車用のポータブルナビも持っているのでそれで十分かと。
CDやHDDに登録した音楽ファイルは普通に聞けるので、(画面メニューが使えないのが若干不自由ではありますが・・)このままでもいいかなぁなどとも思いつつも、結構多用していた音楽ライブのDVDだけがちょっと引っかかる。
もちろん、運転中には画面はほぼ見ていなく もっぱらライブ音源として聞いていただけなので、音が出りゃいいや的に思うのですが、なぜか物足りない感が半端ない。
やっぱり見てないつもりでも視界には入ってたんでしょうね・・。
そんなこんなで、望みはネットオークションへ。
然るに、こんなピンポイントの純正品が都合よく出品されているとも思えず、 ”一応見てみるか” 程度でほぼほぼ期待はしていなかったのですが、
「有った・・・」
こんなピンポイントの純正品が都合よく・・・、
ネットの世界ってなんか逆に怖い・・・。
それでも出品者はオークションストアで動作も確認済みとのこと。価格も手頃だし、これは飛びつかない手はない。
2日後には、これでもかとばかりに丁寧に梱包されて届きました。
いや〜便利な世の中にになったもんだ。(さっきと言うことが違うし!・・・)
ま、そこは軽くいなしつつ実際の取り付けですが、車に限らずメカ弄りは結構好きな方なので換装作業はDIYです。
ところで、AUDI含め輸入車(主に欧州車)の場合、オーディオ機器の取り外しには専用工具が必要なケースが多いです。
こんなやつね。
某〇〇ゾンさんでも普通に購入できますが、ここは迷わずオークションへ。
そうしょっちゅう使うものでもないので手放す人も多かろう、と踏んでのことです。
案の定出るわ出るわ、新品から中古までざっくざく!
ここでも程度の良さそうな中古品を難なくゲット。某〇〇ゾンさんの3分の1ぐらいの価格です。
メーカーごとにそれぞれ専用工具で、AUDI用は2種類ありますがA3にはこっちのタイプを使用します。
使い方は極々簡単。
4ヶ所あるこのスリットにスカッと差し込む。奥まで差し込むとロックされて抜けなくなります。
あとは適当にどれか2本ピンを持って引っ張るだけ。するとあら不思議!本体ごと引っ張り出されてきます。
配線カプラを抜けばあっという間に取り外し完了。
仕組みはこう、
取り付け枠横に出っ張っているバネがダッシュパネルに引っかかることで本体が固定されていて、
ピンを差すとバネの出っ張った部分が内側に引き込まれる仕組みです。
バネ部分を軽く指で押さえてやるとピンは簡単に外れ、取り付ける際はユニットをガシャコン!とはめ込むだけです。
さて旧機が取り出せたところでいざ換装作業ですが、まず最初に試みたのは液晶モニターだけを移植するという方法。
旧機のHDDにはアルバム100枚分ぐらいの音楽ファイルが登録してあったので、できれば残したいなと。
大半は持ってるCDから録音したものなので登録し直せば済むことなんですが、中にはレンタルのもあったりしてなんかもったいないなぁ、という持ち前のケチくささと、せっかくなんだからメカいじりっぽいことしたい!という訳のわからない理由からです。
まずは壊れている方のモニターの分解を試みますが、1本だけやたら固く締まっているネジが・・・。
なめてしまいました・・・。メカ弄り好きにあるまじき行為!と自分に罵声をあびせつつ、モニター交換はあっさり断念。
ちなみに、新しく入手した方もやたら硬いネジが1本あって、そうか!これは容易に分解させないためのトラッップだったのか!、とクソ身勝手な理屈でメカ弄り好きのプライドを取り繕っておきましょう。
という訳で、ユニットごとの換装に作戦変更!
ただし、オークションで入手できたのは2DINサイズの本体だけですので、取り付け枠は移植してやる必要があります。
作業自体はビスで組み立てられているものをバラして組み変えるだけ。
でもちょっとだけメカいじりっぽいことができて良かった良かった。(か?)
最近の国産車はどうだか知りませんが、以前に乗っていた車(トヨタのアルテッツア)は、ナビのディスプレイ外したり、小物入れ外したりして隠しボルトにアクセスする作業がありました。(それでもツメで止まっているだけなので大した作業ではないんですが)
本体ユニットを外すのもレンチ使ったし、まだそれらしい気分にはなれましたね。気分だけですけど。
何はともあれ、無事に換装できたので最後にダメ元でHDDを差し替えてみます。多分ダメだと思います。
きっとダメでしょう。
いや絶対ダメだって。(しつこいな・・・)
以前録画用のDVDレコーダーで試したことがあります。
本体がイカれてしまった後、内臓HDDに録画した番組が諦められなくて、ネットオークションで同型機種を入手してHDDの換装を試みたことがありました。(って、今回と一緒じゃん!)
結果ダメでした。
普通にやったらダメだぞという情報は得ていたのですが、普通にやるしか能がなく、普通にやってみたらやっぱりダメでした。
「ピピ!コレハワタシノHDDデハアリマセン!ピピ!」(文面はイメージです)、とばかりにきっぱり拒絶されてしまいました。
本体にインストールされたファームウエアが馬鹿正直(オイっ!)にオリジナルのHDDに固執、
まるで湖から現れた女神が、
「あなたが無くしたのはこの金のHDDですか?、それともこちらの銀のHDDですか?」
と尋ねても、
「いいえ、どちらもわたしのHDDではありません。わたしが無くしたのは普通のHDDです。」
と言わんばかりの実直さです。
さる筋では正直者のファームウエア君を騙眩かす、悪い魔女的なプログラムもあるらしいですが、そこまで泥沼に足を突っ込むつもりは無く(実はちょっとやってみたかったけど、結局やり方が解らなかったでけですが・・・)。
さてさて、そんな紆余曲折を経ましたが、我が愛車のカーナビゲーションは無事に復旧いたしました。
音楽ファイルを再登録しなくてはならないひと手間は残したままではありますが・・・。
でも、地図データがちょっとだけ新しいものになったのが何気に嬉しかったり。
やっぱりビルトインされている使い勝手はスマホやポータブル機とは比べるべくもないですからね。
今回の修理、ナビ本体と工具合わせても1万円と少し、いずれ下取りに出すときの査定額などを考慮すると十分元が引ける出費でできました。
いや〜便利な世の中になったもんだ!
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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